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五右衛門ロック [舞台]

久々に、新感線にやられた、という感じ。
古田新太さんが主演のロックミュージカルって、どうなるんだろう?と思いつつ観劇開始。

とてもテンポよく話はすすんでいく。
天下の盗人、石川五右衛門がある島のお宝を盗むように依頼される。
それを受けて、五右衛門一家は一路南の島へ旅立つ。
島についてみると、そこには……

新感線の舞台ならではの殺陣のシーンもふんだんに盛り込まれ、森山未來・川平慈英らのタップダンスを始めとしたダンスも楽しめ、もちろん笑いもたくさん。
それだけでも十分に楽しめる。
と思っていたら、ラスト…………
やられました。
本当にテンポよくすすんでいく舞台に、気をとられたら、いきなりの急展開。
先を想像しながら観ていれば、予想できたことかもしれないが、基本的にその場、その場を楽しむ(というより先に気がまわらない)私には、本当にいきなりそれはやってきた。
それまで何気なく聴いていたメロディーと歌詞なのに、もう涙がとまらなくなってしまう。

数年前に上演されていた『SHIROH』もかなりきていたが、あれは話もある程度は予想できるものであったし、クライマックスに向けてストーリーも突き進んで行く感じだったので、心の準備ができていたように思う。
が、この『五右衛門ロック』は、そんなこと微塵も感じさせない雰囲気の中、いきなりやってくるのだ。
本当に久々にやられた舞台だった。
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