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マークスの山 [本]

先に『レディ・ジョーカ』を読んでいたので、合田警部のスニーカー、元義兄との関係など、そうだったのか、と思うことがいくつも。
順序は逆に読んでも、何ら支障はないが、やっぱり順番で読んだ方が、読みやすいかもしれない。

作品自体は、"力作"!という印象。
悪い意味でなく、気合い入っているなというのがビシビシ伝わってくる。
10数年前に起こった北アルプスでの一家心中事件、そして殺人事件。
そして、東京で起こった謎の強盗や殺人事件。
もつれにもつれた事件が、合田たち刑事の粘り強い捜査によって、徐々に解き明かされて行く。
関係がないかのように思える事件たちが、わずかな証拠、そして刑事たちの勘などによって、それぞれが繋ぎ合わせられ、真相が見えてくる。
ちょっと長め小説で、なかなか時間がとれなくて読むのに時間がかかってしまったが、それでも途中だれるということはなかった。
本当だったら一気読みしたかったぐらい。

ストーリーとは関係ないが、本当の刑事たちも、こんなにハードな環境の中で仕事をしているのだろうか?
すごい過酷な仕事だ。
実際の現場も、こういう感じなんだとしたら、暢気に日々生活できていることに感謝。

マークスの山(上) 講談社文庫

マークスの山(上) 講談社文庫

  • 作者: 高村 薫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/01/25
  • メディア: 文庫



マークスの山(下) 講談社文庫

マークスの山(下) 講談社文庫

  • 作者: 高村 薫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/01/25
  • メディア: 文庫



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