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杏子 TOUR2010 "Just I'm here"~The Band Ver~ [音楽]

記事にするのが、だいぶ遅くなってしまったが、杏子さんのライヴ。

11月のアコースティックライヴに対して、今回はバリバリのバンドによるライヴ。
オールスタンディングのライヴなんて、いつぶりだろう。

ライヴの杏子さんはやっぱりかっこいい。
特に今回は、前回のアコースティックとの対比を意識しているためか、より際立っていた感じがする。
同じ曲でも、雰囲気も歌い方も変わっていて、CDとも違った感じになっているものもあって、ライヴならではの楽しみもたくさんあった。
何度も書いている気もするけど、やっぱりライヴの杏子さんが一番いいなぁ。


あとは個人的なことなので……ライヴの楽しみは、もちろん歌やパフォーマンスを観ることもあると思う。
それと同時に、最近特に感じるのは、そのステージの構成というか、パフォーマンスに合わせて、自分自身の感情の起伏が大きく変化して、いろいろな感情が昇華されていくことにあると思っている。
いろいろな構成のステージがあるが、特に音楽のライヴに関しては、この要素が特に強いと感じる。
ずっと盛り上がり続け、というのは多くないし、いくらアコースティックであっても、多かれ少なかれ、メリハリのきいたステージングが基本になっていると思う。

今回のライヴでも、もちろんガンガンに行く部分、しっとり聴かせる部分、再び盛り上がる部分としっかり構成されていた。
いつもだったら、これに合わせて、終わる頃には気分もすっきり、ライヴの始まる前より終わった後のほうがテンションもあがって、元気をもらって帰ってきただろう。
ところが、今回はそうはいかなかった。
ライヴが悪かったわけでは、決してない。
個人的な問題だ。


「青猫」という曲がある。
前回のライヴの記事にも、この歌のもとになったという同名の本の記事も書いたので、ストーリーははぶくがハッピーエンドな曲ではない。
この曲を聴いたら、戻れなくなってしまった。

2年前にとても悲しい別れがあった。
誰にもどうすることもできないことであったが、わかっていながらも自分自身の中でうまく処理できずに、立ち直るのにかなり時間がかかった。
最近になって、やっと気持ちが落ち着いてきたかな、というところだった。
そこにこの曲だった。
CDでも何回も聴いていたし、11月のライヴでも聴いたが、今回の「青猫」はその世界にひきこまれ、そして戻れなくなってしまった。
これがライヴのもつ力なのかもしれない。

こういうこともあれば、この逆ももちろんあるだろう。
そして、普段の生活の中では得られない、感情の動きを得たくて、またライヴに行ってしまうのかもしれない。
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